IB(国際バカロレア)インターナショナルスクールってどんな特徴があるの?
前編の記事では、IB(国際バカロレア)の基本やカリキュラムについて詳しく解説しました。マレーシアでIB教育を受けられる学校の選び方や進学事例ついて、掘り下げてお話していきます。
こんにちは!Jakeです。
この記事を読めば、IBへの理解がさらに深まり、お子さんに合った学校選びができるはずですよ。
前編のおさらい
前編の記事では、IB(国際バカロレア)とは何か?という基本的なことから、IBの4つのプログラム(PYP、MYP、DP、CP)、IBカリキュラムのメリットとデメリット、そしてIBの学習アプローチや評価方法について解説しました。また、日本とマレーシアにおけるIB教育の現状についても触れましたね。
- IBは国際的な教育機関で、平和な社会を築くために生まれた
- IBには、PYP、MYP、DP、CPという4つのプログラムがある
- IBは知識だけでなく、探究心や思考力を養う教育
- マレーシアでは、IB教育を多国籍の環境下で学べる
- 日本でもIBスクールが増えている
まだ前編の記事を読んでいない方は、こちらからどうぞ。

マレーシアの主なIB認定校
IGB International School
クアラルンプール近郊にあるインターナショナルスクール。IB(国際バカロレア)カリキュラムを幼稚園から卒業まで導入している学校です。教師は全員英語母国語教師で、最新の教育設備を備えていて評判の高い学校です。
- プログラム:PYP、MYP、DP
- 学費:年間RM65,000〜RM100,000(約195万円〜300万円)程度
- https://igbis.edu.my/
EtonHouse Malaysia International School
シンガポールの教育機関が展開する幼児&初等教育専門のインターナショナルスクールのフランチャイズで、アジアで計53学校が運営されています。クアラルンプール校は、KLCCと言われる都心部にあり、日本大使館の隣の通りに面しています。
- プログラム:幼稚園、PYP
- 学費:年間RM40,000~RM88,000 (約120万円〜264万円)程度
- https://www.etonhouse.edu.my/
Fairview International School
マレーシア国内に複数のキャンパスを持つインターナショナルスクール。IBの全プログラムを提供しており、比較的学費が抑えられているのが特徴。
- プログラム:PYP、MYP、DP
- 学費:年間RM30,000〜RM60,000(約90万円〜180万円)程度
- https://fairview.edu.my/
The International School of Kuala Lumpur (ISKL)
クアラルンプールにある歴史あるインターナショナルスクール。アメリカ式の教育システムをベースに、IBDPを提供しており、高い教育水準を誇ります。
- プログラム:DP
- 学費:年間RM90,000〜RM140,000(約270万円〜420万円)程度
- https://www.iskl.edu.my/
Mont’Kiara International School
モントキアラにあるアメリカ式のインターナショナルスクール。国際的な雰囲気と多文化共生を重視しています。欧米圏の駐在員からの人気が高く、生徒の国籍は約50カ国以上。生徒・教師共にアメリカ人の割合が高いです。
- プログラム:DP
- 学費:年間RM75,000〜RM115,000(約225万円〜345万円)程度
- https://www.mkis.edu.my/
Nexus International School Malaysia
プトラジャヤにあるインターナショナルスクール。イギリス式の教育システムをベースに、最終的にIBディプロマを目指すエリート養成校です。
- プログラム:DP
- 学費:年間RM65,000〜RM95,000(約195万円〜285万円)程度
- https://www.nexus.edu.my/

他にもマレーシアにはIB校があるよね。



KL、ペナン、ジョホールバルにまだいくつかあるし、これからも増えると思うよ。
IB校を選ぶ上での具体的なポイント
IB校を選ぶ際には、以下の点を考慮し、お子さんに最適な学校を選んでくださいね。
- お子さんとの相性
- 探究型・自主的な学習を好み、自分から課題に取り組める性格かどうか
- お子さんの性格(内向的な子には少人数制、外交的な子には活気のある環境)に合った学校選び
- 興味・得意分野を伸ばせるプログラムの有無を確認する
- グループ学習か個別指導か、お子さんの学習スタイルに合った教育方法を選ぶ
- 学校の特徴
- 大規模校(多様な交流機会)と小規模校(きめ細かい指導)のメリットを比較
- 学校見学で実際の雰囲気を確認し、お子さんに合うか判断する
- 学校説明会で教育方針・理念をしっかり理解する
- 教師体制
- IB教育の経験が豊富な教師の在籍状況を確認
- 生徒の学習進度や課題に応じた適切なサポート体制があるか
- 進路実績
- 卒業生の進学先データで学校のIBプログラムの質を判断
- 進学先の大学ランキングや分野の傾向を参考にする
- 学校のウェブサイトや説明会で詳しい進路実績を確認する
- 学校のサポート体制
- IBの課題をこなすための学習支援体制を確認
- 生活面・精神面のケア(カウンセラー、メンター制度など)
- 教職員による個別支援の充実度を確認する
IB教育成功事例
IB教育を受けた生徒は、どのような進路を歩んでいるのでしょうか?ここでは、IBで成功した生徒たちの事例と、その成功要因についてご紹介します。
世界の有名大学進学事例
- イギリス
- ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)など
- アメリカ
- ハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア工科大学(Caltech)、ウェルズリー大学、アマースト大学、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)、パーソンズ美術大学など
- カナダ
- トロント大学、マギル大学、ブリティッシュコロンビア大学など
- オーストラリア
- メルボルン大学、シドニー大学、オーストラリア国立大学など
- その他
- 香港大学、シンガポール国立大学、東京大学など
※注:これらの大学は、学校の公式サイトやメディアで紹介された生徒の進路を参考にしています。



昨年息子の学校のMYP卒業した生徒は、将来NASAで仕事をしたい、ロボット工学を学びたいと将来の夢を明確に持って次に進んで行ったよ。
成功している生徒の特徴とは?
- 積極的に授業に参加し、自ら課題を見つけて解決していく
- 興味のある分野に積極的に取り組み、バランスの取れた人間性を育んでいる
- 自ら学び、行動する意欲が高い
IB教育を最大限に活かす方法
- 計画的に学習を進め、目標を明確にする
- 知識の理論(TOK)、課題論文(EE)、創造性・活動・奉仕(CAS)を積極的に活用する
- 先生やカウンセラーと積極的にコミュニケーションをとる
まとめ:IB教育は世界を舞台に活躍できる人材を育てる!
後編は、マレーシアのIB認定校、学校選びのポイント、そしてIB教育の成功事例について解説しました。IB教育は、お子さんの可能性を最大限に引き出す、素晴らしい教育プログラムです。この記事を通じて、IB教育への理解が深まり、お子さんに最適な学校選びができることを願っています。



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