Jake家は病院や医療保険どうしてる?
前回は、マレーシアの医療事情、病院選び、医療保険について解説しました。今回は、実際にJake家はどの病院に行って、医療保険はどうしているのか、みなさんの参考にしてもらえたらいいなと思ってます。
前回のマレーシアの医療事情、病院選び、医療保険をまだ読んでないという方は、こちらから

Jake家はアレルギーが少なく、大きな病気になったことがなかったので、日本では大きな病院に行く機会はなかったです。年に数回、風邪などでクリニックに行く程度でした。
マレーシアに移住して1年半で、クリニックに数回、歯科1回、総合病院で手術&入院1回です。
医療保険
まず、Jake家の医療保険についてです。
健康保険
Jakeは日本に会社があるため、健康保険に加入しています。海外での医療費を日本にいるときと同じように自己負担額3割以外の7割を申請することで還付されます。ただし医療内容によって還付されない場合もあります。診断書を発行してもらうのにも手数料がかかるので、大きな病気などもしもの時に。まだ一度も使ったことはありません。
ローカル保険
Jakeのノマドビザ、息子の学生ビザ、妻の保護者ビザの申請時に医療保険に加入が条件の一つとなっています。医療保険はビザが取れる最低限の保証内容で契約しました。TOKIO MARINEのMEDIC PLUSという保険に1年更新で入っています。年間3人で約RM700です。入院や手術に保険を利用できるので、風邪などクリニックでは対象外です。こちらもまだ一度も使ったことはありません。
契約の仕方ですが、息子と妻は最初に学校を通して契約しました。更新は郵送で更新案内が来るので、それに従ってネットで更新しました。教育移住の場合はまず学校で紹介してもらえる保険会社があるのか問い合わせるのがいいと思ます。Jakeのノマドビザの場合は、KLの本社に直接行って契約してきました。代理店に依頼することもできます。
Tokio Marine Insurans (Malaysia) Berhad
住所:Plaza Hap Seng, Level 20 Menara Hap Seng, 3, Jalan P. Ramlee, Kuala Lumpur, 50250, Federal Territory of Kuala Lumpur
電話:03-2027-8200
https://www.tokiomarine.com/my/en.html
クレジットカード付帯保険
健康保険とローカル保険を使わず、Jake家でクレジットカードの付帯保険を利用しています。クレジットカードは日本にいるときに何枚も持っていましたが、マレーシア移住前にさらに数枚増やしました。付帯保険には利用付帯と自動付帯という2種類の方法があり、年々改悪されています。自動付帯だったものが利用付帯に、利用付帯が日本国内で利用した場合ものになどどんどん使いづらくなっています。現在は2枚で付帯保険を利用しています。
詳しくは下記サイトにありますが、日本出国時は90日までしか付帯保険は利用できませんが、90日後にマレーシアで利用付帯カードを利用することでさらに90日延長することができます。数年前までは4枚のカードで約1年間付帯保険を使えてましたが、改悪によって厳しくなってきました。また、クレジットカードに家族特約がついているのかも重要です。配偶者や子ども、親族のどこまで対象なのかよく調べてからクレジットカードを作る必要があります。対象外が後で分かると付帯保険が使えないのでご注意ください。
海外旅行保険比較節約研究所
https://choro.asia/hoken/90ijou.htm
https://choro.asia/creditcard3.htm#kazoku-card
Jakeの場合、セゾンアメックスゴールドとANA VISA ワイドゴールドの2枚で180日間の付帯保険を利用しています。
セゾンアメックスゴールド
セゾンアメックスゴールドはインビティーションが届き、年会費無料で作れました。
日本出国時に空港までの交通費をクレジットカードで支払います。タクシーでは何人乗ったのか分からないので家族分が対象外となります。必ず人数分の交通費を支払いましょう。
Jakeは横浜駅のYCATで3人分の空港行きバスのチケットをセゾンアメックスゴールで支払いました。
ANA VISA ワイドゴールド
ANA VISA ワイドゴールドは本会員と家族会員の年会費約2万円を支払ってます。日々の買い物はこのカードを使用し、マイレージを貯めて特典航空券をマイルで購入しています。
マレーシア滞在91日目以降にクアラルンプール市内と空港を結ぶKLIAエクスプレスの電車の乗車券を購入します。こちらも人数分購入しましょう。各KLIAエクスプレス駅で購入も可能ですが、おすすめはKLIAエクプレスモバイルアプリです。日付指定や割引価格が利用できるので便利です。
クレジットカード付帯保険のいいところは、事前に保険会社に連絡しておけば、キャッシュレスで診察を受けられます。息子が手術したときもキャッシュレスだったので、お金の心配をせずに安心でした。
180日後はどうするの?
風邪などクリニックに行く場合は実費で支払おうと思ってます。怪我や入院はローカルの保険を使うか、または診断書を書いてもらい、日本帰国時に健康保険で還付手続きをしようと思ってます。
クリニック
マレーシアに移住してからは、暑いから風邪を引くことはないだろうと思ってましたが、息子は学校で風邪をもらってくることがあります。日本で処方してもらった薬を持ってきているので、風邪の症状は日本の薬で対処しています。
しかし、息子は気管支が少し弱いので、いつもより鼻炎や咳が辛そうだなと思うときは、近くのクリニックに行きます。Jakeも先日のクラビ旅行後に食あたりになり、初めてクリニックにお世話になりました。
Jake家がお世話になるクリニック
あおいファミリークリニック
住所:C-G-03,Capital 3, Oasis Square, No.2 Jalan PJU 1A/7A, Ara Damansara 47301 Petaling Jaya, Selangor
電話:012-392-6961(日本語直通)、03-7859-0723(代表)
診療時間:9:00-13:00(受付12:30)、14:00-18:00(受付17:30)
休診日:月曜日、祝日休診
診療科:総合診療
https://aoi.clinic/
公式LINEを登録しているので、LINEから予約をしています。流暢な日本語を話すスタッフがいるので安心です。先生は中華系マレー人が多いですが、そのスタッフが通訳してくれます。
総合病院(ホスピタル)
息子は野球をやっているのですが、突き指をしたと思って一週間様子を見ても腫れが引かないので総合病院に行きました。レントゲンを取ったら折れてました。このままだと指が曲がったままになるから、翌日に手術を受けることに!
息子が手術をした総合病院
Sunway Medical Centre
住所:5, Jalan Lagoon Selatan, Bandar Sunway, Petaling Jaya, Selangor
日本語直通電話:03-7494-1026
https://www.sunwaymedical.com
https://japanese.sunwaymedical.com(日本語)
日本語が通じる担当Email:smcjpc@sunway.com.my
まずメールで状況説明と予約可能日を日本語で問い合わせました。合わせてクレジットカード付帯保険にも連絡を入れて、ギャランティーレターの発行依頼はしました。翌日に予約が取れたので、指定されたジャパンデスクへ。Sunway Medical CentreはF棟まである大きな病院で、日本人が数名在籍しておりジャパンデスクがあります。受付や保険、先生との通訳など、日本人の方がサポートしてくれるので安心です。私達のときはちょうど忙しかったようで、先生との通訳には同席されませんでした。通訳なしでも理解できたので不便ではなかったですが、もし不安な方は付き添ってもらうのがいいと思います。
入院は子どもということもあり3日間。初めての手術&入院だったので、Jakeも3日間付きっきりで病院に泊まり込みました。手術の方法や全身麻酔についてなど、しっかり説明をしてくれたので、息子も安心して手術を受けることができました。大きい病院ということもあり、手術設備も日本と変わらないです。入院の食事はネットで選ぶことができます。
退院後は検診や手術で固定したワイヤーを抜く手術など、約2ヶ月かかりました。すべてクレジットカードの付帯保険を利用することができ、キャッシュレスサービスだったのでよかったです。
歯科
妻のあいあいが銀歯が取れたというので、詰め物を入れに数回通いました。場所はあおいファミリークリニックの上階にあります。
銀歯が取れたので、クレジットカードの保険が適応になるかクレジットカード付帯保険に問い合わせしました。どこかにぶつけたなどであれば保証範囲のようですが、明確な回答を得られませんでした。健康保険で7割の還付が可能なので、診断書を作成や領収書を診察の度にもらいました。支払いはクレジットカード付帯保険のカードで支払い、診断書は保険会社にメールで送りました。
最終的に保険はクレジットカード付帯保険で保証されました。
あいあいが通った歯科
さくらデンタルクリニック オアシス院
住所:C-01-02, Capital 3, Oasis Square, No2 jalan PJ 1A/7A, Ara Damansara 47301 Petaling Jaya, Selangor
電話:014-283-0136(日本語直通)
診療時間:月曜日~金曜日/9:00-13:00、14:00-18:00(受付17:00)
休診日:毎週日曜日、月曜日とセランゴール州の祝日
診療科:歯科
https://sakuradentalmy.com/
常備薬
Jake家では日本で処方してもらった薬や薬局で買ったをいくつか持ってきています。解熱剤、整腸剤、下痢止めなど。マレーシア移住に必ず持ってきたほうがいい薬をご紹介します。
それはデング熱用の薬。デング熱は蚊に刺されてから2~15日(多くは3~7日)の潜伏期間の後、突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などを呈します。重症化し、出血傾向やショック症状などを引き起こすケースもあります。
高熱が出たときに、インフルエンザ、コロナウイルス、デング熱を疑います。血小板数が低下することがあるデング熱の治療では、血小板の働きを弱める作用を持つアスピリンやイブプロフェンなどのNSAIDsと呼ばれる解熱鎮痛剤(ロキソニン・バファリンなど)や、それらを含む総合感冒薬の服用は危険です。なので、アセトアミノフェンの解熱剤(タイレノール、カロナールなど)を処方して持ってくるといいです。Jakeはカロナールを処方してもらいました。この薬はコロナのときも処方される薬なので、高熱が出たときはこれを服用することをおすすめします。
まとめ:海外移住は保険を賢く選ぶ!
各家庭で保険でどこまでカバーするのか異なりますが、Jake家のクレジットカード付帯保険をベースにした考え方も参考にしてもらえたらうれしいです。クレジットカードは情報が更新されても見落としがちなので、いざってときに慌てないように情報はキャッチしておきましょう。

マレーシアの医療や保険についてさらに詳しく知りたい方は、こちらから質問してくださいね!