Touch ‘n Goって持っていたほうがいいの?
マレーシアでの生活を快適にする必須アイテム、それが「Touch ‘n Go(タッチアンドゴー)」です。今回は、教育移住で生活をよりスムーズにするための、なくてはならないTouch ‘n Goの情報と活用術を解説します。
こんにちは、Jakeです。
前回はマレーシアのキャッシュレス決済について解説しました。前回の記事をまだ見てないという方はこちらから。

マレーシアでの生活に欠かせないものの一つに、Touch ‘n Goがあります。この一枚のカードが、公共交通機関の利用からショッピングまで、日々の生活をとても便利にしてくれます。今回は、このTouch ‘n Goについて、詳しくご紹介していきます。
マレーシアの生活に欠かせないTouch ‘n Goとは?
マレーシアにおけるキャッシュレス決済の重要な役割を担っているのが、Touch ‘n Goです。1997年に高速道路の料金支払いシステムとして導入されたこのカードは、現在では、公共交通機関、ショッピング、駐車場など、日常生活のあらゆる場面で利用できるようになりました。Touch ‘n Goは、マレーシアの生活をよりスムーズにするための、なくてはならない存在のプリペイド式スマートカードです。
このカードは、日本のSuicaやPASMOに似た機能を持っていますが、その利用範囲はさらに広く、マレーシアではほとんどの場所でTouch ‘n Goが使えるため、現金を持ち歩く必要がほとんどありません。クレジットカードを不正利用されたくないと思っている方はTNG eWalletアプリを使うといいと思います。
Touch ‘n Goカードの種類と特徴
Touch ‘n Goカードは、NFC機能がない従来カードとNFC機能に対応した2種類のカードがあります。
従来カード
NFC機能に対応していない従来のカードで、チャージをするには、コンビニエンスストアや駅に設置された専用の機械などを利用する必要があります。
NFC機能カード
2022年の発売が開始された新型カードはNFC機能に対応しており、スマートフォンを使って、どこでも手軽にチャージすることが可能です。Touch ‘n Goの公式アプリ「TNG eWallet」と連携できるので、アプリで残高確認やチャージ、支払いなどの便利な機能を利用できます。
従来のタッチアンドゴーは、マレーシアの色々な場所で販売されています。
Touch ‘n Goはどこで買える?
例えば
- Touch ’n Go Hub
- TNGのセルフサービスキオスク(SSK)
- Rapid KL(LRT、MRT、モノレール)の駅のカスタマーサービスオフィス
- ドラッグストア(Watsons)
- 特定のガソリンスタンド
Touch ‘n Goカードの発行価格は通常RM10(約350円)です。これはカードの購入時に必要で、この価格には初回のチャージが含まれていないません。実際に使用するためには、さらにチャージを行う必要があります。初回のチャージ金額は自由に設定できますが、カードを利用する前に必ずチャージをする必要があります。
チャージ方法
Touch’n Goのチャージは、マレーシアではトップアップ(Top Up)と呼ばれます。チャージ方法は、主に3つあります。従来のカードは現金でチャージする必要があります。
- 公共交通機関の駅に設置されているセルフサービスキオスクを使ったチャージ
- コンビニ、銀行、ドラッグストアなど
- トップアップには手数料がかかる場合があるので、無料の場所でチャージ・入金するのがおすすめです。
- 無料でチャージ・入金できる場所の代表例としては、銀行ATM・Wastonsなどのドラックストアなどがあります。
- TNG eWalletアプリ
- NFC対応のカードの場合のみ
- TNG eWalletのチャージはReload (リロード)という
コンビニなどでチャージする場合は、店員に「Top Up, please」と伝えれば、簡単にチャージできます。NFC対応のカードの場合のみですが、TNG eWalletアプリを利用したリロードは、場所を選ばず、いつでもどこでもチャージできるのが便利です。
Touch ‘n Goカードが使える場所
Touch ‘n Goカードは、公共交通機関、高速道路、駐車場、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、飲食店、映画館、遊園地など、様々な場所で利用できます。
公共交通機関では、LRT、MRT、モノレール、バス、KLIAエクスプレスなど、ほとんどの交通機関で利用可能です。高速道路の料金所では、Touch ‘n Goカードをタッチするだけで支払いが完了します。
ショッピングモールや空港などの駐車場でも利用可能ですし、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、マクドナルドやスターバックスといった飲食店でも利用できる店舗が増えています。学校や習い事などでも利用できる場所もあるので、教育移住を考えているご家族にとっては、特に便利なカードと言えるでしょう。
TNG eWalletアプリを活用しよう
Touch ‘n Goカードとすべて同じではないですが、スーパー、コンビニ、レストラン、ナイトマーケットの屋台、ネットショップ、電気代、SIMなどさまざまな決済ができます。このTouch’n Go eWalletで決済すると、キャッシュバックがあったり、ポイントがたまったりもします。
アプリを利用すると、スマートフォンでいつでも残高を確認できるだけでなく、クレジットカードや銀行口座を登録することで、オンラインでチャージすることも可能です。Touch ‘n Goカードを最大3枚まで登録できるので、家族間で家族の利用履歴や残高が見れるのも便利です。
また、マレーシア版のETCとも呼ばれる「RFID」はTNG eWalletアプリと連携して、高速道路料金を支払うことができる便利なサービスです。RFIDは車にシールを貼るだけで利用でき、RFIDシールはTNG eWalletアプリ、LazadaやShopeeなどで購入ができます。
Touch ‘n Goの注意点
Touch ‘n Goカードには10年間の有効期限があることを覚えておきましょう。また、1年間利用がない場合、カードが休眠状態となり、再度利用するには再チャージが必要になります。チャージした金額は、払い戻しができませんので、必要な金額を計画的にチャージするようにしましょう。TNG eWalletアプリで支払いをする際には、対応していないQRコードもありますので、注意が必要です。
カードを紛失した場合は、Touch ‘n Goのカスタマーサービスセンターに連絡し、指示に従って対応しましょう。アプリと連携していれば、カードをブロックすることができます。
まとめ:Touch ‘n Goは、マレーシアでの生活を快適にするための必須アイテム!
Touch ‘n Goはさまざまな支払いに対応しているのでとても便利です。TNG eWalletアプリを利用すれば、お子様のカードの利用履歴を確認できるため安心です。さらに、家族間で残高を共有することもできるので、必要な時にチャージすることが可能です。

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