アメリカ式インターナショナルスクールってどうなの?
日本にはアメリカ式のインターナショナルスクールが数多くありますが、マレーシアでも「アメリカ式カリキュラム」は人気があります。しかし、実際にどんな教育内容なのか、どの学校を選ぶべきか、卒業後の進学先はどうなるのか、気になりますよね。
今回は、アメリカ式インターナショナルスクールの特徴、カリキュラム、学費、進学先、他国との違いを詳しく解説します!
こんにちは、Jakeです。
子どもの将来を考えた時、グローバルな舞台で活躍できる人材に育てたいと願うのは、親として自然なことです。マレーシアのアメリカ式インターナショナルスクールは、そんな願いを叶えるための魅力的な選択肢の一つ。質の高い教育、多文化な環境、そして世界中の大学への進学のチャンスが広がります。
「卒業後の進路は?」「他の国との違いは?」「わが子に合うのか?」
そんな不安や疑問を解消するため、今回はマレーシアのアメリカ式インターナショナルスクールを徹底解剖します!
マレーシアのインターナショナルのカリキュラム別特徴は、次の記事を参考にしてみてください。

アメリカ式インターナショナルスクールとは?
アメリカ式インターナショナルスクールは、アメリカの教育システムに基づいたカリキュラムを提供する学校です。生徒の自主性を尊重し、批判的思考力や創造性を育むことを重視します。
カリキュラムの特徴
アメリカ式カリキュラムでは、以下のような科目構成が一般的です。
コア科目(必修)
- 英語(ELA:English Language Arts)
- 数学(Mathematics)
- 科学(Science)
- 社会科(Social Studies)
- 第二言語(通常は中国語やマレー語)
選択科目
- 芸術(Visual Arts)
- 音楽(Music)
- 体育(Physical Education)
- コンピューターサイエンス ビジネス 心理学 など、生徒の興味に応じて幅広い選択が可能
特に注目すべきは、高校生向けのAP(Advanced Placement)コースです。これは大学レベルの内容を先取りして学べる上級クラスで、優秀な成績を収めると、アメリカの大学進学時に単位として認定されることもあります。
教育スタイル
- 日本の詰め込み型教育とは異なり、「考え、議論し、発表する」ことが求める
- ディスカッションやグループワークが多い
- プロジェクトベースの学習(PBL)
- 宿題やレポート課題の比重が大きい
評価システム
アメリカ式の評価方法も、日本の学校とは大きく異なります。主な特徴として、GPA(Grade Point Average)による4点満点の評価が挙げられます。定期テストだけでなく、日々の課題やプレゼンテーション、授業への参加度や態度、レポートやエッセイの作成能力も評価の対象となります。このような多面的な評価により、テストの点数だけでなく、総合的な学習成果が評価されます。
アメリカ式インターナショナルスクールのメリット
- グローバルな視野
- 多様な国籍の生徒と交流することで、国際的な感覚を養う
- 高い英語力:
- 授業はすべて英語で行われるため、自然と高い英語力が身につく
- 自主性と創造性
- 生徒主体の授業や豊富な選択科目を通して、自主性や創造性を育む
- 世界大学への進学
- アメリカをはじめ、世界中の大学への進学のチャンスが広がる
- 多様な価値観
- 多様な文化や価値観に触れることで、柔軟な思考力や適応力を身につけることができる
- 批判的思考力と問題解決能力
- ディスカッションやプロジェクト学習を通して、論理的思考力や問題解決能力を養うことができる
- プレゼンテーション能力
- 授業や課外活動を通して、自分の意見を的確に伝えるプレゼンテーション能力を身につけることができる
- リーダーシップ
- グループワークや課外活動を通して、リーダーシップや協調性を養う
- 生涯学習の基盤
- 自主的に学ぶ姿勢や探究心は、生涯学習の基盤となる
卒業後の進路
マレーシアのアメリカ式インターナショナルスクール卒業生は、世界中の大学への進学が可能です。特に、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、英語圏の大学への進学実績が豊富です。
- アメリカ
- ハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)などの名門大学への進学実績多数
- APコースの単位が認められ、大学での単位取得が有利になる場合も
- イギリス
- オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンなどの名門大学への進学実績あり
- Aレベル試験の対策も行われるため、イギリスの大学への進学もスムーズ
- カナダ、オーストラリア
- トロント大学、マギル大学、オーストラリア国立大学、メルボルン大学など、各国のトップ大学への進学実績あり
- その他
- シンガポール、香港、ヨーロッパなど、世界中の大学への進学実績あり
アメリカ式インターナショナルスクールの他国との違い
マレーシアのアメリカ式インターナショナルスクールは、他国と比較して独自の魅力を放っています。
まず、学費がアメリカ本国やシンガポールに比べて比較的リーズナブルである点が挙げられます。また、多文化な環境も大きな特徴です。多様な国籍の生徒が共に学ぶことで、自然と国際的な視野が養われます。
生活費も他の先進国に比べて抑えられるため、経済的な負担を軽減しながら質の高い教育を受けることが可能です。
年間を通して温暖な気候は、異国での生活を快適なものにしてくれるでしょう。治安の良さも、安心して生活を送る上で重要な要素です。
マレーシアでは英語に加えてマレー語や中国語を学ぶ機会も豊富にあり、多言語を習得できる環境も魅力的です。
クアラルンプールの代表的なアメリカンスクール
モントキアラ・インターナショナルスクール(Mont’Kiara International School)
- クアラルンプールの高級住宅地に位置する名門校
- アメリカ人教師が多く、本場の教育環境
- アメリカ式と国際バカロレアの2つのカリキュラムを採用
- アメリカ、カナダ、イギリスの大学への進学実績が豊富
- 施設が充実しており、多様な課外活動が用意されている
- 国際色豊かな環境で、多様な文化に触れることができる
- 卒業生は世界中のトップ大学に進学しており、高い進学実績を誇る
- 学費:年間 RM80,000〜RM100,000(約260万〜330万円)
- ホームページ:https://www.mkis.edu.my/
オアシス・インターナショナルスクール(Oasis International School)
- 比較的新しい学校で、最新の施設が充実
- 学費は他の名門校に比べて比較的リーズナブル
- STEM教育に力を入れている
- 多様な国籍の生徒が在籍し、国際色豊かな環境
- 革新的な教育方法を取り入れており、生徒の創造性を育む
- 地域社会との連携も積極的に行っており、社会貢献活動も盛ん
- 学費:年間 RM50,000〜RM80,000(約160万〜260万円)
- ホームページ:https://www.ois.edu.my/
まとめ:どんな人に向いている?
マレーシアのアメリカ式インターナショナルスクールは、費用面で本国より抑えられながらも、質の高い教育を受けられる選択肢です。特に「英語力をしっかり伸ばしたい」「プレゼン・ディスカッションを重視したい」と考えている方におすすめです。各校の特徴を比較し、お子さんに合った学校を選んでみてください!

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