マレーシア移住を考えているけど、銀行口座ってどうすればいいの?
教育移住を始めたばかりの頃は、ビザがない状態で口座を作れないため、初めての海外生活では戸惑うこともあるかもしれません。保護者ビザが取得できたら、学校からレターを発行してもらってようやく口座開設が可能になります。今回の記事では、銀行を選ぶ時のポイントをお教えします。
こんにちは、Jakeです!
今回は、銀行口座を作る際の基本的な流れや、マレーシアで人気の銀行の特徴について分かりやすくご紹介します。ちなみに妻のあいあいはMaybankで口座を作りましたが、他の銀行も特徴があるのでぜひ参考にしてください!
ビザがないと銀行口座は作れない?
マレーシアでは、多くの銀行で口座を開設する際に有効なビザが必要です。移住直後は観光ビザなど短期滞在の場合が多いため、この時点では銀行口座を作るのが難しいのが現状です。しかし、保護者ビザを取得し、学校からのレターがあれば手続きが可能になります。
銀行口座開設に必要なもの
- 学校のサポートレター:子どもの学校から「銀行口座開設用」と明記されたレターを発行してもらう
- パスポート:本人確認書類として必須
- 住所証明:水道・電気代の請求書などの現住所を示す書類。賃貸契約書でもOK
必要書類の準備を整えることで、スムーズに手続きを進めることができます。これらを持って銀行に行きましょう。銀行によっては予約が必要な場合があるので、ホームページや電話で予約をすることをおすすめします。

学校にレターを書いてもらうのに、銀行と支店(Branch)を指定しました。



日本人が多いエリアの銀行はスムーズに銀行口座が作れるようです。例えばMont Kiara Branchや日本人学校の近くのAra Damansara Branchなど。
マレーシアの主要銀行
マレーシアには多くの銀行がありますが、それぞれに特徴があり、どこを選ぶべきか迷うことも。以下に、代表的な銀行とその特徴をまとめました。
Maybank(メイバンク)
特徴
- 国内最大手で、支店数・ATM数が圧倒的に多い(全国に約400支店、2500以上のATM)
- オンラインバンキング「Maybank2u」の操作が簡単で、日本人にも使いやすいと評判
- 外国人でも口座開設がしやすく、移住者向けのサポート体制が整っている
- クレジットカードの種類が豊富で、ポイント還元や特典が充実
おすすめポイント
日常生活での利便性を重視する方に最適です。多くの商業施設で利用可能なATMがあるため、現金引き出しの手間がかかりません。
気になる点
大手ゆえに窓口が混雑していることが多く、手続きに時間がかかる場合がある。



Maybankのアプリは使いやすい!キャッシュカードなしでATMでお金が下ろせるのも便利!
CIMB(シーアイエムビー)
特徴
- 国内2位の規模を誇り、支店やATMも広範囲に配置(約300支店、2100以上のATM)
- 手数料が比較的安く、海外送金サービスも低コストで利用可能
- オンラインバンキング「CIMB Clicks」は視覚的で操作しやすいデザイン
- 外国人向けの住宅ローンや保険商品の選択肢が豊富
おすすめポイント
手数料を重視したい方や、送金やクレジットカードの利用を考えている場合に向いています。また、教育移住後に家を購入したい場合にもサポートが期待できます。
気になる点
Maybankと比べると、ローカル向けのサービスが多い印象があるため、初めての利用では慣れるまで時間がかかることも。
HSBC(Hongkong and Shanghai Banking Corporation)
特徴
- 支店数・ATM数:他のローカル銀行に比べると少なめ。ただし、クアラルンプールやペナンなど主要都市にはしっかり展開
- 国際的なネットワークを誇るグローバル銀行
- マレーシア国内でも一定の存在感を持ち、特に海外移住者や国際的な視点を持つ顧客に人気
- 国際送金や多通貨取引が得意で、プレミアムサービスも充実
おすすめポイント
HSBCは世界各国に支店を持ち、海外送金や国際的な投資が簡単に行えます。将来的に子どもの海外留学を考えている方や、マレーシアと日本の間で資金を移動する必要がある方に便利です。
気になる点
MaybankやCIMBに比べると、支店やATMの数が少なく、地方部での利用にはやや不便な場合があります。都市部での生活が中心の方に向いています。一部のサービスで手数料が他の銀行よりも高め。特に通常の預金口座では維持費が発生することもあります。HSBC Premierの利用には一定の預金額(RM200,000以上など)が必要な場合があります。
Public Bank(パブリックバンク)
特徴
- マレーシアで高い信頼性を誇る老舗銀行。支店数は約250支店とMaybankやCIMBには劣りますが、都市部には多数あり
- 住宅ローンや投資商品に強く、堅実な運営スタイルが特徴
- 窓口での対応が丁寧で、初めて銀行を利用する外国人に好評
おすすめポイント
サービスの質を重視したい方に適しています。学校費用や家賃の支払いなど、安定した管理が必要な取引にも安心。
気になる点
オンラインバンキングやATMが少ないため、都市部以外では利便性が劣ることがあります。
Hong Leong Bank(ホンリョンバンク)
特徴
- デジタルバンキングに特化しており、アプリやオンラインでの操作性が高い
- 支店数は約250支店と少なめですが、都市部を中心に設置
- 投資関連商品(株式口座、定期預金など)が充実しているため、長期滞在者に人気
- ATM手数料が安めで、普段から現金取引が多い人に便利
おすすめポイント
デジタルツールを活用したい方や、投資や資産管理を計画している方に向いています。アプリが直感的に操作しやすく、英語対応も優れています。
気になる点
オフラインでの支店利用を希望する場合は、対応エリアが限られる可能性があります。
RHB Bank(アールエイチビーバンク)
特徴
- 規模は中堅ですが、外国人向けサービスが多い。支店数は約190支店
- 口座維持費が低めで、外国人向けの特別プランを用意している場合が多い
- 定期預金の金利が高いので、余剰資金を活用したい方におすすめ
- 学校費用や家賃支払いのオートデビット設定が簡単
おすすめポイント
移住初期に余計なコストを抑えたい方や、シンプルなサービスを求めている方に適しています。
気になる点
他の大手銀行に比べると支店数が少ないため、都市部以外ではやや不便。
HP:https://www.rhbgroup.com/index.html
銀行選びのポイントとアドバイス
学校や住居オーナーが利用している銀行
学校の学費などや家賃の支払いをスムーズにするために、関係者と同じ銀行を選ぶのもおすすめです。
店舗数とATM数のチェック
日常的に現金を引き出す場面を考えると、支店やATMが多い銀行(MaybankやCIMB)が便利です。
オンラインバンキングの使いやすさ
慣れない環境では、アプリで手続きが完結するかどうかも重要なポイントです。
外国人サポート体制
口座開設時や手続きにおいて、外国人向けのサービスがしっかりしている銀行を選ぶと安心です。
定期預金の金利の高い銀行を選ぶ
マレーシアの定期預金金利は日本と比較して高く、資産運用の選択肢として魅力的です。
まとめ:自分に合った銀行を見つけよう!
利便性を重視するならMaybank、手数料を抑えたいならCIMBが特におすすめです。ただし、住むエリアやライフスタイルに合わせて、学校や住居オーナーが利用している銀行を確認するのも賢い選択です。移住後の生活をより快適にするために、自分に合った銀行を見つけましょう!



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