マレーシアで新車を購入する場合、日本とどのような違いがあるの?
マレーシアでは日本車や欧州車が高額な一方、国産車は手頃な価格で購入できます。今回は新車選び、試乗から契約、保険加入、ナンバープレート取得、納車までのプロセスを実体験を交えてお伝えします。これからマレーシアで新車を購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください!
こんにちは、Jakeです!
Jakeは個人売買で中古車と新車購入を購入しました。
新車はPERODUAのAlzaを購入しました。PERODUAは1993年に設立され、ダイハツとの技術提携により小型車を得意としています。AlzaはロッキーをベースにしたATIVAをダイハツ・トヨタ共同開発で7人乗りにした車です。
車選びはいろいろ悩みました。日本車や欧州車は日本の価格の1.5〜2倍以上します。リセールバリューもいいので、資産価値としても選ぶのもあり。しかし、息子の学校やビザの関係であと何年マレーシアにいるのかも分からないので、マレーシア国産車にすることにしました。PERODUAとPROTONの大きさ、見た目、価格、安全性などを見比べ、数か月悩みました。
今回はマレーシア国産車Alzaを購入したまでの体験記をお届けします。


マレーシアで車を買う前に知っておくべきこと
マレーシアで車を購入する前に、知っておくべきことがいくつかあります。
- 運転免許証
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マレーシアで運転するには、国際運転免許証を取得する必要があります。日本の運転免許証をマレーシアの運転免許証に切り替えることもできますが、ガーディアンビザではできません。就労ビザなら書き換えができます。
- 自動車保険
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マレーシアで車を運転するには、自動車保険への加入が義務付けられています。
- 車両登録
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車両を購入したら、JPJ(陸運局)で車両登録を行う必要があります。
- 自動車税(ロードタックス)
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マレーシアでは、自動車税を毎年支払う必要があります。
新車の購入方法
マレーシアは日本での新車購入の流れと大体同じです。細かな違いもあるので説明していきます。
新車購入のプロセス
- ディーラーに行って試乗をする
- 購入を決めたら購入総額を算出してもらう
- 支払い方法を決める(現金、ローン)
- 自動車保険に加入する
- ナンバープレートを決める
- 納車
1.ディーラーに行って試乗をする
ディーラーに行く時はまだAlzaに決めていませんでした。PERODUAとPROTON、それからMAZDAのディーラーも見に行きました。
ディーラーへは直接またはネットで事前予約。まずは候補に上げた車を実際に見ます。ディーラーの雰囲気はどうなのか、担当者は信頼できそうなのかも重要なポイントです。同じメーカーのディーラーでもけっこう違いがありました。
次に候補をしぼり、複数車を試乗しました。パスポートと国際免許証を持っていけば試乗できます。迷っていたので、後日に再度試乗をしたり、担当者に話を聞きながら最終的にAlzaにしました。
購入を決めたら購入総額を算出してもらう
Alzaの購入を決めたら、購入総額を算出してもらいます。事前に担当者から金額のリストはもらうので概算は分かっているのですが、値引き交渉をしました。
結論からいうと、値引きは一切できなかったです。日本のダイハツで研修経験があり、日本語を話せる担当者も同席しましたが、プロモーション車以外は値引きは一切なしだそうです。別のディーラーでスモークフィルムのオプションを無料でしてもらった話を後で聞いたので、ディーラーによるかもしれません。
Alza(AVグレード)の購入金額
- 車両 RM74,820.14
- レザーシートオプション RM1064.4
- ナンバープレート RM40
- 道路税(road tax) RM90
- 車両登録 RM350
- 自動車保険 RM2,567
合計 RM79,281.4
支払い方法を決める(現金、ローン)
Jakeは現金で購入しました。ローンの場合は雇用証明などいくつかの書類を提出する必要があります。購入を決めると、手付金を支払う必要があります。もし途中でキャンセルすると、この手付金は返金されません。手付金はRM100でいいというので、現金で支払いました。

2024年9月に購入し、納車は3〜4か月ぐらいかかると言われました。
自動車保険に加入する
自動車保険は中古車と同じTOKIO MARENEにしたいと希望を出しましたが、PERODUAは提携先のLiberty Insurance一択です。
保険商品はPrivate Car Comprehensive – Perudua Total Protect Plus(PTPP)というもの。PERODUA専用のプランとなっています。窓ガラス特約もついています。
保険の契約はディーラーがやってくれるので、納車日に保険が適用されます。



1年間はLiberty Insuranceにして、翌年からTOKIO MARENEに変えるつもりです。
ナンバープレートを決める
マレーシアのナンバープレートは、基本「アルファベット3桁+数字4桁」です。古い車だと最後にアルファベットがあったりします。
マレーシアでは日本と同じようにナンバープレートの番号を決めることができます。JPJに特別料金を払えば好きなナンバーを申請することもできるそうだが、すでに発行されたナンバーを取得したい場合は、専門業者から購入することもできます。人気のナンバーは数千万するそうです。
Jakeもせっかくだからナンバープレートを選ぶことにしました。ディーラーに依頼をすると専門業者に聞いてくれます。数字だけ希望の番号を指定し、RM460を専門業者に支払いました。
納車
いよいよ納車です。3〜4か月かかると言われていたので1月中に納車されたらいいなと思っていたら、10月24日に車が用意できたらからいつ納車する?と連絡がきました。購入申請から1か月後です。Jakeはその時日本に一時帰国していたため、11月1日に納車日を決めました。
納車日が決まると代金の支払いをします。手付金のRM100を引いた金額をWiseで送金しました。
11月1日にディーラーに行き、簡単に説明を受けて、納車となりました。
スモークフィルムの施工
年中常夏で熱帯気候のマレーシア。赤道直下の強い太陽光線で、当然車の中も相当熱くなるのでほとんどの車が何らかのフィルムを貼るなどして暑さ対策をしています。マレーシアは黒ガラスの車が多いです。車検がないので黒くても大丈夫です。実は黒くしているのは暑さ対策だけでなく、防犯対策として中が見えないようにしています。誰も乗っていないと分かると、窓ガラスを割って金品を盗む犯罪があるそうです。
納車後すぐにスモークフィルムの施工業者を探しました。Google mapで「Tint」と入力すると出てきます。家の近くに「88 Tint Shop」というのがあり、口コミがよかったので、そこでお願いしました。手際がよく、日本より安く施工してくれるのでよかったです。



スモークフィルムを貼ると暑さが全然違います。全窓にフィルムを貼っているので夜は少し周りが見ずらくなりますが、全然問題ないレベルです。
まとめ:マレーシアで新車を購入する流れとポイント
マレーシアでの新車購入は、日本と似た流れですが、国産メーカーだと値引きがほぼできない点や、保険会社がディーラー指定になるケースがあるなどの違いがあります。また、ナンバープレートの選択や、スモークフィルムの施工が一般的であることも特徴的です。
マレーシアで新車を購入する際の体験が、これから購入を検討している方の参考になれば幸いです!



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