海外送金、何が一番お得?
お子さんの学校選びや住居探しと並行して、必ず考えなければならないのが、マレーシアへの送金。特に、授業料や家賃といった費用をお得に送金するか、頭を悩ませる問題ですよね。銀行送金は手数料が高く、手続きも煩雑になりがち。この記事では、そんな海外送金に関する悩みを解決し、より安く、速く、手軽に送金する方法を徹底的にご紹介します。
こんにちは!Jakeです。
今回は、海外送金についてです。Jakeも年に2回の授業料や毎月の家賃など、以前はお得に送金できる方法で悩んでました。なにせ移住当初はRM1=30円しなかったのに、今はRM1=35円。円安が続いているから、少しでも安く送る方法を試みてました。今はこれがベストかなというのにたどり着いているので、Jakeのおすすめ方法もお教えします!
銀行送金はなぜ高い?手数料の内訳と注意点
まず、多くの方が最初に検討する銀行送金ですが、なぜこんなにも手数料が高いのでしょうか?その理由を知るためには、銀行送金の仕組みと手数料の内訳を理解する必要があります。銀行送金では、以下のような手数料が発生します。
- 送金手数料:送金手続きそのものにかかる手数料。銀行によって金額が大きく異なります。
- 為替手数料:日本円をマレーシアリンギット(RM)に両替する際の手数料。銀行が提示する為替レートには、この手数料が上乗せされています。
- 中継銀行手数料:送金先の銀行に直接送金できない場合、中継銀行を経由する必要があり、そこで発生する手数料。
- 受取手数料:送金先の銀行が、受取時に徴収する手数料。
これらの手数料が積み重なるため、銀行送金は高額になりがちなのです。また、銀行が提示する為替レートは、実際の為替レートに手数料が含まれていることが多く、一見すると手数料が安く見えても、結果的に高いコストがかかってしまうこともあります。さらに、銀行送金は手続きに時間がかかり、数日かかる場合もあります。時間や手間を考えると、銀行送金以外の選択肢を検討する方が賢明です。
海外送金の選択肢 WiseとRevolut
銀行送金が高額になりがちな理由を理解した上で、次にWiseとRevolutがどのようにして手数料を抑えているのか、その仕組みを解説します。
銀行送金の仕組み
銀行は、送金依頼を受けると、SWIFT(国際銀行間金融通信協会)というネットワークを利用して海外送金を行います。この過程で、複数の銀行を経由することが多く、その都度手数料が発生します。また、為替レートも銀行が独自に設定するため、手数料が含まれたレートが適用されます。
Wiseの仕組み
Wiseは、ユーザー同士の送金をマッチングさせることで、実際の為替レートに近いレートで送金することを可能にしています。具体的には、Wiseは、ある通貨を別の通貨に両替したいユーザー同士をマッチングさせ、それぞれの銀行口座からそれぞれの銀行口座へ送金することで、実際に通貨を国境を越えて移動させる必要をなくしています。これにより、銀行のような仲介機関を減らすことができ、手数料を大幅に抑えることができるのです。
Revolutの仕組み
Revolutは、多通貨に対応したオンライン銀行サービスで、複数の通貨口座を保有し、アプリ内で簡単に両替や送金ができることが特徴です。ユーザーが保有する通貨を、市場のレートに近いレートで両替し、送金先に送金します。Revolutユーザー同士であれば、即時送金が可能です。
WiseとRevolutの機能比較
Wise(ワイズ)とRevolut(レボリュート)は海外送金やデビットカード決済などが利用できるデジタルウォレットで、似たような機能が多いため「結局どっちが良いの?」と悩んでいる人も多いかもしれません。
そんなWiseとRevolutについて、機能や手数料などを詳しく比較します。海外送金に限らず、海外移住の際に気になる両替のレート、高額送金、カードやアカウントの種類などについても比べていきましょう。
機能・サービス | Wise | Revolut |
---|---|---|
アカウント登録 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 無料 | 無料・980円・1,980円 |
海外送金 | ◯ | ◯ |
国内送金 | ◯ | ◯ |
ユーザー間の送金 | ◯ | ◯ |
100万円以上の送金 | ◯ | × |
マルチカレンシー口座 | ◯(40通貨) | ◯(30+通貨) |
現地口座情報の取得 | ◯(8通貨) | × |
デビットカード | ◯ | ◯ |
デジタルカード | ◯ | ◯ |
通貨の両替 | ◯ | ◯ |
ATMからの現金引き出し | ◯ | ◯ |
キャッシュバック | × | ◯(メタル会員のみ1%) |
空港ラウンジの無料・割引利用 | × | ◯(有料会員のみ) |
貴金属の取引 | × | ◯ |
法人アカウント | ◯ | × |
比較してみると、WiseとRevolutは基本的なサービス・機能は似ていることが分かります。
違いはというと
- Wiseは無料アカウントのみ。Revolutではキャッシュバックやラウンジ利用などの特典が付随する有料プランも選べる。
- Wiseは100万円以上の高額送金が利用でき、法人アカウントが作れる。
- 保有できる通貨はWiseの方が多い。さらにWiseでは対象通貨の銀行口座情報を取得することが可能。
- Revolutでは貴金属の取引ができ、投資目的でも活用できる。
海外送金や国内送金、ユーザー間の送金、デビットカード、ATMからの現金引き出しなどの機能はWiseとRevolutの両方同じです。
WiseとRevolutのメリット・デメリット
WiseとRevolutをメリット・デメリットで比較してみましょう。
Wise
メリット | デメリット |
---|---|
送金手数料が安い | 送金先の国や通貨によって追加手数料がかかる場合がある |
為替手数料無料で海外送金ができる | アカウント内の通貨の両替には両替手数料がかかる |
海外送金にかかる時間が短い | 無料プランのみで、追加の特典などがない |
手数料をシミュレーションでき、隠れコストがない | |
法人用アカウントあり |
Revolut
メリット | デメリット |
---|---|
Revolut側の海外送金手数料は無料 | 中継銀行や支払銀行などによって手数料がかかる場合がある |
為替市場営業時間内であれば追加の両替手数料なしで通貨の両替ができる | 時間帯によって通貨の両替に追加の手数料がかかる |
有料プランでは、よりお得なレートで両替や送金ができる | 無料プランのみで、追加の特典などがない |
貴金属が取引できる | 100万円以上の送金はできない |
法人用アカウントなし |
WiseとRevolutの海外送金を比較
一番気になるのは海外送金の手数料と為替レートですよね。WiseとRevolutの海外送金にしぼって比較しました。
Wise | Revolut | |
---|---|---|
送金手数料 | 0.6%〜(通貨ペアによって異なる) | 無料(ただし中継銀行手数料が発生する場合あり) |
為替レート | ミッドマーケットレート | 為替市場のデータをもとにRevolutが定めたレート |
為替手数料 | 無料 | 為替市場営業時間内:無料 為替市場営業時間外:1% ※1 |
送金時間 | 即時〜最大2営業日 | 数時間〜最大72時間 |
安全性 | 関東財務局により第一種および第二種資金移動業者(第00040号)として登録、資金のセーフガ−ディング | 関東財務局により第二種資金移動業者(第00060号)として登録、楽天銀行と保証金保証契約を締結 |
※1 為替市場営業時間は、ニューヨーク時間金曜日17:00から日曜日の18:00までの時間を除く時間。また、月に750,000円以上の両替取引を行うスタンダード会員の場合、超過分には0.5%の手数料が上乗せされる。
Wise vs Revolut、どちらを選ぶ?
Jakeが何ヶ月もWiseとRevolutを使ってきて、それぞれいい点と悪い点が見えてきました。
RevolutはWiseよりも手数料が安いので、授業料や家賃など日にちに余裕があるときはRevolutを使います。家賃の場合、1,000円ぐらい違います。ニューヨーク時間の金曜日17:00から日曜日の18:00までの時間は手数料がかかるので要注意。
Revolutは入金まで数日かかる場合があるので、入金までの時間がないときはWiseを使っています。それと100万円以上を支払う時もWiseを使います。海外のATMで現金を引き出す時もWiseは使ってます。
まとめ:賢く海外送金をして、教育移住をスムーズに
WiseとRevolutはどちらのサービスが優れているというわけではなく、ご自身のニーズに合わせて選ぶことが重要です。ただし銀行送金はデメリットの方が大きいので使わないのが無難です。海外送金サービスは他にもあるので、最新の情報をチェックするようにしてください。

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